私が完ミにした理由
一番の理由はズバリ! 母乳育児のメリットより負担の方が多いと感じたからです。
というのも先輩ママさんの話によると
- 乳腺炎になって泣きながら搾乳した
- お産より乳腺炎の方が辛かった
- 赤ちゃんが乳首を噛んで痛くて絶叫した
- 授乳中は吐き気と戦ってる
- ワセリン(ピュアレーン)を塗って痛みに耐えながら授乳した
- 母乳育児は軌道に乗るまで本当大変
- 旦那は母乳が出ないから夜寝ていてイライラする
などと正直マイナスな感想が多く、”母乳育児で本当に良かった!”と語るママさんはほとんどいませんでした。そんな経験から、そこまでして母乳育児が最良な選択なのか疑問に思っていました。
しかし、本屋さんにいっても母乳育児に関する本ばかり、助産師の相談窓口も母乳相談のことばかりで、ミルク育児の情報は不十分、ミルク育児は悪という価値観が依然として強いことに気が付きました。
一方で海外に目を向けてみると、ミルク育児に関する価値観が日本とは大きく異なることが分かります。
授乳は産後の短い期間で終わらせ、ミルクを使用(欧米)
無痛分娩で出産、新生児期からミルク、別室で寝かすのがスタンダード(フランス)
参照: 子育ての常識から自由になるレッスン 高石恭子著
また、なかなか語られない母乳育児のデメリットとして
- 父親を子育てから遠ざける危険性が有る
- 離乳や卒乳がしづらいため、子供の成長を阻害する危険性が有る
とも指摘されています。
そして最近では、授乳の際に不快感、不安感、落ち込みなどのネガティブな感情が瞬間的に起こる現象(D-MER(ディーマー))についても取り上げられるようになったことで、母乳育児は誰でも簡単にできる、母乳育児にすべきという流れから、ミルク育児の方が私には合っているかも?と考える方も増えてきたと思います。
共働きや核家族で近くに頼る人がいないという状況下にあるママさんも多く、”母乳育児をしながらママがワンオペで子育てを”というのは時代にそぐわない価値観ではないでしょうか。
同時に母乳育児をすべきという思い込みを捨て、母乳育児・ミルク育児ともにメリットとデメリットがあることを理解した上で、自分や家族のライフスタイルに合う方法を選択することこそが、楽しく育児をするためにとても重要だと思います。
【完ミのすすめ③】では、始める前に知っておきたいミルク育児のデメリットについてお伝えします♬