【完ミのすすめ③】ミルク育児のデメリット

完ミのすすめ
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ミルク育児にも勿論デメリットや負担もあるので、次の5つを解決策と併せてご紹介します。

ミルク代や哺乳瓶などの出費(1-2万円/月)

母乳だとこの出費はないのになぁ…というのが正直な感想です。とはいえ、

  • 母乳育児の負担がない
  • 授乳も夫婦協力してできる
  • 一時的な出費である(※離乳食後期(生後9ヶ月~1歳頃)には粉ミルクを使わなくなる

ことを踏まえると、必要な出費として捉えることもできると思います。

外出時・夜間授乳の準備の大変さ/洗浄・消毒の手間

最初から完ミだと慣れてしまって気にならないというのが一番の感想です。

ただ新生児期は夜間授乳の回数も多いため、お湯をつめたポット、水、粉ミルクを事前にいれた哺乳瓶を準備して寝室に持って行くと、負担はかなり軽減されます。

また外出時に荷物が嵩張ることも負担の一つですが、粉ミルクをあげる期間は、赤ちゃんがベビーカーに比較的おとなしく乗ってくれる期間でもあるので、ベビーカーに積んでしまえば気にならないと思います。

ただ母乳育児とは違って、お湯・水・哺乳瓶・粉ミルクが必要なことには変わりないので、慣れるまでは煩わしく感じる瞬間はあると思います。

授乳を楽にする方法やグッズはたくさんあるので、別の投稿でまた詳しくご紹介します。

災害時リスク

完ミの場合、母乳がでるわけではないので、災害時への備えが必要です。

我が家はこちらの液体ミルクを常備していますが、味が普通の粉ミルクとは違うため、味に慣れるためにも生後2-3か月の時に試しに飲ませてみることをお勧めします。

ただ普段は飲んでくれなかった場合でも、災害時で空腹となれば飲んでくれるとは思うので、あまり神経質になる必要はないと思います。

赤ちゃんのアレルギーのリスクがあがる?肥満になる?

個人的に一番知りたかったのが、赤ちゃんの発達に影響があるかどうかです。

いくつか文献を読んだところ、アレルギーのリスクが上がる、肥満になるなどの明確な根拠はないことが分かります。

母乳には多くのメリットがありますが、母乳栄養のほうが粉ミルクなどよりも子どもがアレルギーになりにくいかどうかははっきりわかっていません。母乳栄養によって子どものアレルギー疾患の発症を予防する効果を報告した研究がある一方で、母乳がアレルギー疾患の発症リスクとなる可能性を報告したものもあり、結論は出ていません。

母乳には多くの有益性があるものの、子どものアレルギー疾患の発症予防のためという点では、母乳栄養に過度にこだわる必要はないと考えられます。

参考:「小児アレルギー疾患保健指導の手引き」

母乳のカロリーは、約60~70kcal/100ml

粉ミルクのカロリーは、約67~70kcal/100mlで大きな差はありません。

また、脂肪・たんぱく質・乳糖の数値も大差なしでミルク育児だから太りやすいとは言えないでしょう。

参考: 母乳育児スタンダード第2版

そして近年では、アレルギー予防のために必要なのは、ミルクか母乳かではなく、肌のバリア機能を高めること(清潔にして保湿を念入りにすること)だと言われています。

ママの乳がんのリスクがあがる?

これは女性ホルモンであるエストロゲンとの関係から仮説として言われていますが、明確な根拠はありません。

具体的にお話しすると、エストロゲンの分泌されている期間が長いほど乳がんのリスクが高まるのですが、妊娠・授乳期にはエストロゲンの分泌が止まるためそれだけリスクが減るということです。

つまり母乳育児だと乳がんリスクが多少軽減される可能性があるだけで、母乳育児をしなかった場合にリスクがあがるというわけではありません。

現に乳がんの最も大きなリスク要因は遺伝的なもので、下記に該当する方も気をつけた方が良いと言われています。
・初潮年齢が早かった人(11歳以下)
・出産経験のない、または初産年齢が遅い人(30歳以上)
・閉経年齢が遅かった人(55歳以上)

そのため、ミルク育児だと乳がんリスクがあがるわけではないのです。

ただ、乳腺の詰まりをなるべく取り除くに越したことはないので、母乳をとめて完ミにする際は、きちんと搾乳して詰まりを除くことをおすすめします。

これらのミルク育児の負担も理解した上で、やはりミルク育児の方が生活スタイルに合っている!という方は完ミをおすすめします。

【完ミのすすめ④】ではいよいよ具体的に母乳を止めて最初から完ミにする方法をお伝えします。

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