鉄則①乳首を刺激しない
一番のポイントは乳首を刺激しないことです。
母乳を出さないようにする場合、赤ちゃんに咥えてもらう以外にも搾乳機での搾乳もNGです。
鉄則②胸が張ってきたらおにぎり絞り
胸がギューっと圧迫されるような感覚、触ると岩のようにカチコチした状態を胸が張ると言います。
産後入院中は胸の張りが大丈夫でも、退院した途端、胸の圧迫される不快な感覚に悩まされる方も多いと思います。
実際に私もその一人でした。産後で体が辛いうえに、胸がキューっと締め付けられるような不快な感覚に驚いたことを覚えています。
胸が張った場合は、乳首部分を避け、画像の通り乳房を両手で包み込み、少しずつ圧迫して母乳を外に出します。
初乳を少しでも赤ちゃんに飲ませたい場合は、哺乳瓶に絞った母乳をいれて赤ちゃんにあげることもできます。
ただ乳首への刺激を一切しなかった場合、胸がほとんど張らず母乳が出ないケースもあるので、その場合は、哺乳瓶の乳首部分に絞った母乳を入れて赤ちゃんにそのままあげることもできます。
張りがましになってくると、どこの乳腺が詰まっているか(どこの部分が固いか)が触って分かるようになるので、その乳腺を体側から乳首に向けて、圧迫するように絞っていきます。
胸の張りが強い方や、母乳がたくさん出る方は、最初は胸の張りも辛くおにぎり絞りの回数も多いかと思います。
しかし、張りがましになってきたり量が減ってくると、夜お風呂で1回の搾乳で済むようになり、次第に絞らなくても胸が張らなくなるのでご安心下さい。
鉄則③冷えピタで冷やす
母乳を止めるためには、胸を冷やすことも大事なポイントです。
保冷剤は冷やしすぎになる上に、胸に沿わず動くたびにずれるため避けましょう。
乳首以外を冷えピタで冷やし、朝晩貼りかえることを数日繰り返すと胸の張りが次第にましになってきます。
個人差はありますが、胸の張りのピークは産後3~9日頃で2日ほどMAXの張りがあることが多いようです。
私も退院後すぐに張りがピークになったのですが、乳首を刺激せず、張りが辛い時はおにぎり絞りをして毎日冷えピタで冷やすことを実践すると、1週間ほどで大分落ちついたことを覚えています。
一日でも早く母乳を止めたい場合は、薬で止める方法もありますが、副作用もあるためご自分にあった方法を選択してください。
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